<< 残暑厳しい週末でした 氷に見せかけて百合を生けました | main | お料理教室 ハモンセラーノとセージの豚フィレ肉ロール >>
美食の女王 カトリーヌ・ド・メディシス

 

NHKの『グレーテルのかまど』、時々見ています。

今日は、私の専門とするルネサンスの芸術文化が生み出したスイーツ『ズコット』でした。フィレンツェで過ごした興奮した日々が蘇ってしまい・・・眠れません。

お菓子は、その時代の芸術と科学の総合産物、文明の結晶です。

お菓子の世界に魅了されてしまうのは、そこにヨーロッパが見えてくるから。フランスの、フランスたるゆえんが訴えかけてくるから。

どんなスイーツを作ろうか。今、もしも、あの時代にタイムスリップできたら、私は何を職人さんにオーダーするだろう。そんなことを番組を見て真剣に想像してしまいました。

伝統の真髄は守りつつ、その斬新さを現代の方々と一緒に感激したいです!

スイーツを極めるには「フランス料理」の勉強は欠かせません。味覚、センスを鍛えるのみならす、スイーツのスキルとも連動しているためです。幼い頃から社交界に憧れ、宮廷社会での祝宴にずっと興味を持っていたからかもしれませんが、私の中では、お菓子もフランス料理も境目がなく、統合して一つの舞台というか、引き立て合うもの、なくてはならないもの、という認識なのです。

カトリーヌが美食の女王と呼ばれていたのは、そうした意味合いもあってのことなのでしょう。

いにしえの方々がそうであったように、お教室でキラキラ輝くヨーロッパ文明の宝物に出会っていただき、歴史の中のひとコマに一緒に住んでみる感覚。大切にしたいなと思いました。

武家の伝統とヨーロッパへの憧れ。

私の中に2つの消せないものがありますが、そういう境遇ならではの世界を創り上げたれたら、きっと素晴らしいんだろうな・・・・。



 

|author : 村松 操 | リラックス | 23:28 |