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端午の節句を終えて 鯉はなぜ登竜門に臨んだんだろう


端午の節句、終わりましたね。

その日はレッスンがあり、大したことはできませんでした。縁起いい鯉の絵を眺めるくらい。

柏餅は一年のうちで今しか食べられないものですから(我が家は亀屋万年堂です)、今年は4月から毎週1回、食べてました(笑)。

鯉が身を削って険しい滝を登り切り、龍に変じて天に昇っていくお話。

今年の端午の節句では、そればかりを考えて過ごしました。なぜ、あの鯉は、とてつもない急流に臨んだのか。登竜門の下には、鯉がのんびりと生息していられる場所があったわけで、そこでおとなしく一生を過ごすこともできたわけです。

一匹の能力のある鯉がいて・・・と、説明書きされていたりいたしますが、どうして??、と思ってしまいます。

今日も雨がシトシト降っていましたから、雨をもたらすという龍のことを想像し、色々考えました。

結果、私としては、鯉は龍になりたくて登ったわけではなく、理由はわかりませんが、急流の中に入ってしまったが以上、そこを泳ぎきって険しくても、何がなんでも果てまで行くしかなかったんだろうな・・と思うんです。身を削って、きっと身体はボロボロだったでしょうし、様々な経験知を得たことでしょうし(そうでなければ途中で死んでしまいます)、そうして龍となりえる霊力を持ち合わせ、龍は空を泳ぐこの世のものではない生き物ですから、天へとむかい昇っていったのかな〜と考えました。

幼い頃から「鯉」がなんとなく怖くて、餌やりをするときのあの激しさに「ただものではない」と思ってましたが、一枚の名画との出会いによって、ここまで考えることができたお節句でした。

たった一枚の絵。しかし、私には、とてつもないインパクトを与えてくれた出会いでした。今年出会えてよかった。



 
|author : 村松 操 | リラックス | 19:00 |