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フランスの歴史を伝える絵画 1824年当時の「サロン」風景

名画を観る目
美しさを愛でる・創造性に感動する



すべては「マリー・アントワネット」から始まりました
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久しぶりの更新になってしまいました。

今年は、NHKの大河ドラマ『おんな城主 直虎』に集中しておりまして、絵画よりも、「武家」という存在についてがテーマとなってしまい、すっかりこのコーナーのことを忘れておりました。

今回取り上げた絵画は、印象派が生まれる前、1824年当時のアカデミーが主催する「サロン」の様子を描いた作品です。歴史的な瞬間をとどめることも絵画の大切な役割。その典型でもあると考え、ご紹介することにいたしました。美術史を専攻していないと、なかなかこうした作品との出会いはないかと思います。面白みに欠けますから。大事な歴史的資料として、この絵画の存在、知っていていただきたいです。

権威的な「サロン」のあり方に反発する形で、今後フランスは動いていきます。絵画史が大きく変わっていくわけです。第一回印象派展での衝撃は、モネの「印象 日の出』の時にご紹介していると思います。

絵画鑑賞には、それなりの観るべきパースペクティブ(絵画を観る目)が求められます。印象派の作品を楽しむには「その前」が大事です。

今年、お料理教室でモネの『睡蓮』を思わせるスープを作りました。視覚芸術に親しんでいると、そんな日常の「お料理」さえも、異次元の美意識の世界へと結びつけ、一人でも楽しめるから素敵。

創造性に満ち溢れた歴史が美術史の世界。人間の叡智の結晶。才能と努力と宿命が形になった世界でもあります。生きているうちは名も知れず、貧困で、精神を病む者もいた世界。光と闇が混在する絵画史を、大切にしてあげたいと思います。


 

|author : 村松 操 | 美術への招待 | 09:36 |