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嫌わないで欲しいな・・・名画『アルノフィーニ夫妻の肖像』

名画を観る目
美しさを愛でる・創造性に感動する



すべては「マリー・アントワネット」から始まりました
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前回に続いて、北方ルネサンスの巨匠「ヤン・ファン・エイク」の作品をご紹介します。

初めてこの絵画と接する方々は、大概、同じことを言います。「なんだか怖〜い」「暗〜い」「どうして有名なのか、この絵がよくわからない」。

美術史上、名画とされる理由が観えてこないと、「つまらない・・・・」となり、そこで終わってしまうのが名画鑑賞の性(さが)。その性から名画たちを解放してあげたい!

西洋美術史とテーブルデコレーション講座を担当させていただいたおかげで、「美術史の勉強って楽しい」「初めて好きになりました」「もっともっと、ず〜〜っと聴いていた〜い」と聴講されている方々から言われ、美術史学の持つ魅力を再確認させてもらったところです。

油彩画の表現法を確立し、最高に美しい細密描写と、光沢感溢れる着彩法という、西洋美術の発展に寄与したファン・エイク兄弟。

この絵もそうで、婚約者のおめしになっているお洋服の質感がドレープの描き方から伝わってきます。細かな模様も見えます。鏡の淵に描かれた10のキリストの受難の物語。その他、室内の様々な文様が細密描写されています。窓辺にも注目。お外の風景すら見えるんです。あんなに隅っこなのに、です。前回の『受胎告知』の場面でもそうでした。窓からうかがえる外の景色、それを再現するという徹底ぶり。

興味を持たれた方は、是非、画集でご覧になってください。ご専門とする教授による詳しい解説が添えられています。私が今していることは、それへの橋渡しです。

たくさんの方々が「美」を愛でる心と、創造性を尊ぶ気持ちに至っていただけることを念じて、これからも美術についてご紹介したいと思います。

 

 

|author : 村松 操 | 美術への招待 | 18:15 |