メディア・イベント:新宿高島屋
華麗なる王妃の食卓芸術展が始まりました。
今田美奈子先生と、
私たち師範資格を持つ者たちが集まって、
夢のようなテーブルアートの世界を創造しました。
10月17日までの開催です。
皆様のお越しをお待ちしております。
写真はベルサイユ宮殿。
初めて訪れた日の思い出のフォトです。
どうしても観たかったアントワネットの肖像画。
それが縁となって知り合った私の恩人、
ベルサイユ宮殿の館長さん。
やがて私は日本への帰国を決心し、
それから月日が過ぎ、そして今年3月、
ご招待を受けた美術館でのパーティーの日に、
偶然にも今田美奈子先生と再会。
あれよあれよという間に、
展覧会の初日となりました。
歴代の王妃様による食卓外交史。
それには幼い頃から興味がありました。
美しいからというより、
王妃の生き様そのものが、食卓芸術には現れている、
そんなふうに思っていました。
大好きな分野でしたが、
大学、大学院とも、それを専門することはかなわず、
専門に関わる周辺知識として、
細々と学ぶ程度に終わり、
教える立場になってからは、
まったくといっていいほど関わりを失い、
肝心ななにかを過去に置き忘れてきたような、
淋しい思いをしてきました。
そうした長かった準備期間を経て、
今はスイーツとフランス料理の教室を主宰し、
ヨーロッパ文化の遺産を伝えるという
素敵な役割を担える立場になりました。
お姫様、王妃様、女王様。
こう表現してしまうと、なんだか幼稚になりますが、
王妃達の素晴らしい文化性、
そして芸術に寄与した功績を、
私は美術史の専門家として、
フランス料理の世界を教える者として、
これからさらに広めていきたいと考えています。
美しさはもちろんのこと、
生き様、教養の高さ、
そして何より「宿命」というものを背負って、
しかもそれを立派に生き抜いたことに、
私はとても心を惹かれています。
クレオパトラに捧げるスイーツや、
マリー・アントワネットのためのアントルメを発表したのは、
そうした意図があったゆえのことでした。
時代は経ても、
同じ女性として、人間として、
彼女達から得るものは大きいと思います。
王妃にとっては「暮らし」そのものが、
自分の存在証明のようなもの。
毎日をいかに自分らしく確立していくか。
それが外交の要でしたし、
国の繁栄に繋がる行為でした。
王妃が作りあげた華麗な生活美学を、
現代の私たちが正しく理解してあげること、
再評価してあげること、
それができたら本当に素晴らしいことです。
沢山の皆様に、
王妃様の芸術文化の神髄が伝わることを願っています。
今田美奈子食卓芸術サロン
華麗なる王妃の食卓芸術展 初日によせて。
九紫 操(くむらさき みさお)