テレ朝ドラマ『ハゲタカ』 邪念なき勇者としての魅力に感動


TBSの『義母と娘のブルース』と並ぶ、私の中での大ヒットが、テレビ朝日ドラマ『ハゲタカ』。

原作を知らなくてよかった。知っていたらもっと違った感想を持っていたかもしれません。米倉涼子さんの『ドクターX』がなくなってションボリしてましたが、全然大丈夫になってしまいました。迫力がすごい。それに、なんて勇敢な人なんだろうと、私はあの主人公に共感しています。

まだ生きています、この決め台詞。重いな〜と思います。

絶対に何があっても這いつくばってでも生きる。ドラマの中でも、泥水をすすってでも生きるべきであったと、自らの父親を批難するシーンがありましたが、その本懐は、父親と同じ道を歩ませたくない、歩ませるような羽目にさせる者は許さないという信念が、彼を突き動かしているように感じました。

単なる壊し屋ではないし、そして甘ったれたことを言ってくる者へはバッサリと切り捨てる。なぜならそれが彼なりの成長のさせ方だから。scrap アンド bird。まさに今の私たち日本人にとってはキツイ言葉ですが、そうでもしなければ国際競争に負け、惨めな国となって行く、その様を見たくもないし、その一員でもありたくない。そんなメッセージが聞こえてきました。

東京大学の国際ランキングは約50位。ハーバード大学への進学率もこの30年間でかなり減りました。ここで巨大地震などが起きたら、世界の最貧国となってしまうのかと思うと、自らの力で生き延びる道をつけ、羽ばたけ、という『ハゲタカ』精神は、私たちを勇気づけてくれるものであるかもしれません。

何しろ、邪念がないのがステキ!

奇しくも、「サムライ・ファンド」という会社を立ち上げた時には(最終章では彼は辞めています)、『義母と娘のブルース』でハマってしまった綾瀬はるかさんの武家風キャラとあいまって、「わ〜、シンクロニシティ!」と一人で騒いでおりました。私の中にも連綿と流れている武家の血。この2つのドラマによってふつふつと熱くなり、邪念なき者へ捧げるブルース、とでも申し上げたらいいのでしょうか、気持ちを綴りたくなりました。

信念を持つこと。曲げないこと。あきらめないこと。ブレないこと。

邪念を排し、自らもそこへ陥らないこと、関わりを持たないこと。

視聴者に人気があるのも、そうした人物を世の中が求めているからでしょう。あの二人だったら信じられる。あの二人だったら一緒にいたい! 終わってしまうのが悲しいです。ドラマからいただいた魂をぎゅっと握りしめ、これからの人生と仕事に生かしたいと思います。素晴らしい作品、ありがとうございます。


 
|author : 村松 操 | リラックス | 17:00 |
美食の女王 カトリーヌ・ド・メディシス

 

NHKの『グレーテルのかまど』、時々見ています。

今日は、私の専門とするルネサンスの芸術文化が生み出したスイーツ『ズコット』でした。フィレンツェで過ごした興奮した日々が蘇ってしまい・・・眠れません。

お菓子は、その時代の芸術と科学の総合産物、文明の結晶です。

お菓子の世界に魅了されてしまうのは、そこにヨーロッパが見えてくるから。フランスの、フランスたるゆえんが訴えかけてくるから。

どんなスイーツを作ろうか。今、もしも、あの時代にタイムスリップできたら、私は何を職人さんにオーダーするだろう。そんなことを番組を見て真剣に想像してしまいました。

伝統の真髄は守りつつ、その斬新さを現代の方々と一緒に感激したいです!

スイーツを極めるには「フランス料理」の勉強は欠かせません。味覚、センスを鍛えるのみならす、スイーツのスキルとも連動しているためです。幼い頃から社交界に憧れ、宮廷社会での祝宴にずっと興味を持っていたからかもしれませんが、私の中では、お菓子もフランス料理も境目がなく、統合して一つの舞台というか、引き立て合うもの、なくてはならないもの、という認識なのです。

カトリーヌが美食の女王と呼ばれていたのは、そうした意味合いもあってのことなのでしょう。

いにしえの方々がそうであったように、お教室でキラキラ輝くヨーロッパ文明の宝物に出会っていただき、歴史の中のひとコマに一緒に住んでみる感覚。大切にしたいなと思いました。

武家の伝統とヨーロッパへの憧れ。

私の中に2つの消せないものがありますが、そういう境遇ならではの世界を創り上げたれたら、きっと素晴らしいんだろうな・・・・。



 

|author : 村松 操 | リラックス | 23:28 |
NHK夏の紅白 歌でつなぐ心と心


リラックス:

もう夜ですが、感動を綴っておきたいと思います。

夏の紅白。今年で50回となるNHKの歌の祭典がありました。懐かしい曲、バブル期の曲、今年お亡くなりになった西城秀樹さんの歌、朝丘雪路さんの歌、動揺。そしてWinkも復活。

朝丘雪路さんが歌手でいらしたことを知らず、びっくりしたり、氷川きよしさんと野口五郎さんが西城秀樹さんの曲をそれぞれ熱唱されて、涙ぐんでいらしたり、人間味溢れるいい番組だったなと、いま思いながら書いています。

バブル期の歌は勢いがある!

それから、美輪明宏さんが長崎ロケで歌われた『ヨイトマケの唄』。あれには長崎原爆のリアルさが重なり、心が痛くなるほど響きました。

美輪さんが、無償の愛こそが、戦争や、犯罪の抑止力となるというお話をされていて、その言葉をうかがったのちの『ヨイトマケの唄』だったためか、歌詞が、とてつもないパワーで伝わってきました。無償の愛。これを世の中の人に伝えるため歌い続ける。そういう使命を持って生まれてこられた方なのでしょうね・・。

そんな折、元国連事務総長であられたアナン氏の訃報が入り、複雑な気持ちになりました。一つの時代が終わる。平和が崩れるんじゃないか。同じ過ちを辿るのは嫌だ。気持ちがざわつきました。

歌はいいです。人の心を豊かにします。

みんなの気持ちが清々しく、優しく、明るいものになるように。傷ついた気持ちが癒されるように。さみしいときそっと寄り添ってくれるように。孤独から救い出してくれるように。

お盆休みの終わりに、家族で楽しめるいい番組と出会えて、よかったなと思いました。



 
|author : 村松 操 | リラックス | 22:53 |
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